花粉症は、主にスギなどの植物の花粉が目や鼻などの粘膜に接触することによって引き起こされるアレルギー反応です。

・病態

体内では以下のような反応が起きています。
  1. アレルギーの原因物質(抗原)が抗原提示細胞へ認識される
  2. ヘルパーT細胞、B細胞の情報伝達を経てIgE抗体が産生される
  3. IgE抗体がマスト細胞を刺激しヒスタミンなどの痒みや刺激の原因となる物質が放出される

・症状

目のかゆみ(アレルギー性結膜炎)、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり(アレルギー性鼻炎)などがあります。

・治療

当院では花粉の時期の初期から点眼薬・点鼻薬・内服薬などを行います。また、花粉の時期を過ぎた後に、来期以降のアレルギー反応を現象させるための減感作療法も施行可能です。

・気を付けてほしいこと

花粉を目や鼻の粘膜に接触させないようにすることが、大花粉症対策として有効です。
<外出時のポイント>

・マスク、帽子を装用し、可能ならゴーグルタイプの保護眼鏡も装用。

・コンタクトレンズの方は2週間装用タイプから1日装用タイプ(抗アレルギー用コンタクトレンズというものもある)、あるいは眼鏡に変更。

<帰宅時のポイント>

・玄関前などで花粉をしっかり落とす。

・うがい、手洗い、洗顔、可能ならシャワーを浴びる。

<室内でのポイント>

・窓やドアは開けずに、洗濯物は室内に干す。

・空気清浄機で室内の花粉の除去を行う。

・部屋の掃除の際には保護メガネやマスクを着用。