目に入った情報は網膜、そして視神経を経て、脳に伝わり、「もの」として認識されます。緑内障は視神経細胞が傷害を受け、視野がすこしずつ狭くなる病気です。

 

・症状

病気が進行しない限りは無症状ですが、逆に初期では自覚症状がないため、眼底健診などでの早期発見が重要で、欠けた視野が拡大しないように早期治療が必要です。

・治療

眼圧を下げることが緑内障の進行の予防に有効です。点眼剤、手術などにより眼圧を下げます。緑内障には様々な病型がありますが、すべての病型において眼圧を下げることにより、視野障害の進行を緩徐にすることが可能です。眼圧下降の目標は、年齢、どのくらい進行しているか、無治療時の眼圧、治療開始後の視野障害の進行の程度などを目安に設定していきます。

その他、禁煙、血圧コントロール、サプリメント摂取などが推奨されることもあります。